沢を渡る列車の絵を求めて

秋田新幹線の映像を撮るために田沢湖線に行きました。特に沢を渡る列車を撮りたかったので今回の場所を選びました。

線路脇の道からのショットです。【地図】

動画 メモ
E3系。下り側を撮るも、障害物が多い。
E3系

小さな沢にかかる橋を下から。【地図】

動画 メモ
E3系

こちらは整備された沢にかかる橋です。水量が多く、なかなか迫力がありました。【地図】

動画 メモ
E3系の最後尾から雪煙が舞うのはこの季節ならではです。
E3系
E3系
橋を渡った瞬間からゆっくりティルトしようと練習したにもかかわらず、焦って失敗。
E3系

撮影を終えて

歩いた距離は7.5kmで、距離としては長いほうではありませんが、冬ということで行く手を積もった雪が阻みます。浄水場(地図に名称の表示がない)の先は除雪が行われていません。普通の靴では容赦なく雪が入り、体温で溶けた雪が冷たい水へ、それが靴下全体を湿らせ、足全体が非常に冷たくなるということを繰り返します。それを回避するために雪やゴミが入らないスパッツ付き長靴は必須と感じました。

撮影機材も寒さにさらされるためバッテリーの起電力の低下も気になります。よくないと知りつつも貼れるカイロをバッテリーに貼り付けましたが、覆うものがなかったためにすぐに冷えてしまい、あまり役に立ちませんでした。しかし通常はレイン・スノージャケットを被せるので、寒冷地でのカイロの直貼りは効果があるのではないかと思います。

また手製のダイヤグラムを作成しました。列車本数が少ないことと、無駄な撮影によるバッテリーの消費を抑えるためです。ダイヤグラムと実際との通過時刻の差は3分程度と効果がありましたが、なぜか逆に身構えてしまい、焦った絵ばかりになってしまいました。

今回は田沢湖駅周辺での撮影を行いましたが、雫石-田沢湖間は至る所に沢があります。もちろん季節によっても違うと思うので、場所と季節の組み合わせでさまざまな絵が撮れそうです。

帰りのこまちは盛岡駅を8分遅れで発車し、仙台駅に5分遅れで到着しました。そのためこの区間のほとんどを最高速度で走行していたような気がします。飛ぶような感覚は久々で、面白い乗り心地でした。なお、行きも帰りもR25編成に乗りました。